テクニカルMODを安全に使うために

一般には安全とされるテクニカルMODですが、使い方によっては危険なことも。

Vaping360がテクニカルMODを安全に使うための方法をまとめていたのでご紹介します。

Are regulated mods as safe as we think?

 

 

要旨

 

「VAPEが爆発、男性の顔が吹き飛ぶ」などというニュースにはいささかうんざりしてきていることと思う。

VAPERであれば、このような稀な事故のせいで人々がVAPEに切り替えることをためらったりして欲しくないであろうし、何がいけなかったのかすぐさま説明できるだろう。
おそらく彼らはメカニカルMODでコイルを自分で組み、低すぎる抵抗値で使ったのだ。

「テクニカルMODといいバッテリーを使えば爆発なんかしない」というのが定説である。

しかし、テクニカルMODとはそれほど安全なものだろうか?

 

 

メカニカルMODとテクニカルMODの違い

 

そもそも、メカニカルMODはバッテリーの調節されていない生の電圧をアトマイザーに流し込むものだ。
安全装置といったものはない。
低すぎる抵抗値のコイルを、不適切なバッテリーを入れたMODで用いた場合、取り返しのつかないことになる電力の流れを止めるものは何もない。

他方、テクニカルMODはワッテージやボルテージを調節できる。
そして安全のための機能も付いている。
最小抵抗値、最大電流、カットオフ機能、過熱防止カットオフなどだ。
最近のテクニカルMODはメカニカルにできることは全てできる上、本来はあなたが自分ですべき安全対策もやってくれているのだ。

メカニカルMODもきちんと理解して使えば安全だ。
しかしテクニカルの方が安全だというのが普通のVAPERの感覚だろう。

 

 

テクニカルMODも事故の危険がある

 

とはいえ、最近起こったWismec Exo Skeletonの騒ぎからするに、テクニカルMODは完全に安全というわけではなさそうだ。
MODが爆発したとか、内部が溶けてしまったとかいった報告がユーザーたちによってなされた。
同じような問題はiCareや50W iStickなどでも起こっている。

 

 

なぜテクニカルMODで事故が起こるのか

 

いくつかの説明が可能だが、重要なものだけ紹介しよう。

 

オートファイアの問題

 

有名なiStick 50WのケースやiCareの場合、オートファイアが問題だった。
オートファイアとは、パフボタンを押していないにもかかわらず、勝手にパフ状態になってしまうことだ。

もし使っているMODでオートファイアが起こったことを確認した場合は、どれだけそれが短い時間に過ぎず、すぐに収まったとしても、致命的な故障とみて廃棄すべきだ。

あなたのいないところで起こったとき、大火事になってしまう。

 

不正・不適切なバッテリーの使用

 

内蔵バッテリーでないテクニカルMODであれば、バッテリーも問題となる。
バッテリーが対応していない電流を引き出そうとしてはならない

Steam Engineに便利なツールがあるが、一言でいえば、バッテリーが安全に使えるのは安全に使えるよう設計されたレベルの電流までに過ぎないのだ。

テクニカルMODには最大出力制限が設けられており、リスクを減らしてくれているが、使っているバッテリーがそもそもその出力に耐えられないのであれば、リスクは消えてはいない。
合理的な電流の高さをもつバッテリーを選ぶのが安全のためには一番だと言える。

 

バッテリーを高熱に晒すこと

 

バッテリーを極端な環境に置くべきではない。
特に熱さは天敵だ。
MODを直射日光に晒すことなどはすべきでない。

 

その他バッテリー関連

 

その他、被膜が破けたバッテリーや、落として凹んだりしたバッテリーは使うべきではない。

ショートする可能性がある。

 

欠陥のある充電回路

 

eGoスタイルのシンプルなテクニカルMODでさえ、爆発する場合がある。
これは大抵充電に起因するもので、お粗末な充電回路によるものだ。

欠陥のある充電回路は電流を流し込み過ぎたり、フル充電後も充電をやめないなどする。

充電器は信頼できるメーカーの物を買おう
安物を買うべきではない。

 

 

 

充電方法が悪い

 

充電による事故は持ち主の誤った取り扱いによってさらに事態を悪化させる場合がある。

まず、そもそも一晩中バッテリーを充電すべきではない。
バッテリーを充電したまま家を空けるべきではないし、充電が終わったらバッテリーを取り出すべきである。
可燃性のものを近くに置かないようにするとなおいいだろう。

 

 

テクニカルMODの安全装置は壊れる?

 

テクニカルMODの安全装置が壊れたことによる事故というのは今のところない。
しかし可能性はある。

抵抗値の計測機能が故障するとかといったことは考えられる。

しかしそのような報告がないことからして、可能性は極めて低いと思われる。

 

 

心配した方がいいの?

 

eCig Oneのレポートによると、VAPEの事故は実際には極めて少ない
何百万人ものユーザーがいるにもかかわらず、事故は年に30件ほどだ。

信頼の置けるメーカーのMODを、ぴったりの良質のバッテリーで使った場合、その危険性はスマホやパソコンとさほど変わらない。
VAPEのバッテリーの危険というのは結局、リチウムイオンバッテリーの危険だからだ。

油断はよくないが、バッテリーを安全に使う基本的な方法を覚え、テクニカルだからといって安全だとは限らないと肝に命じておけば、パニックに陥る必要はない。

あなたのテクニカルMODは時限爆弾などではないのだから。

 

 

テクニカルMODを安全に使うために

 

テクニカルMODをできるだけ安全に使うため、次のような点に気をつけよう。

  • 安物を買わない
  • ぴったりのバッテリーを選ぶ
  • 持ち運ぶときには電源を切りロックする
  • 裸のバッテリーを持ち歩かない
  • MODを直射日光下に放置しない
  • バッテリーの被膜を日常的にチェックする
  • MODを落とさない

安全対策の基本さえ守れば、いちいちニュースにヒステリックに反応する必要はない。

 

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。

テクニカルの安全対策について触れられている記事は少ないためご紹介しました。

 

記事の中でも紹介されていたSteam Engineの公開しているツールは、引き出したい電流(A)をはじめ、WやVも計算できる計算ツールです。

電圧(V)だけでなく、電流(A)も普段から気をつけるのは少し手間ですが、念のためブックマークしておいてもいいかもしれません。

最近では200Wを超える大出力MODが大流行しています。
その意味では最大出力制限は安全装置としての意味を失っているかもしれません。
大出力MODをお使いで、しかもデュアルでクラプトンコイルを組むなどして実際に大出力でお使いの方は気をつけましょう。

 

また、オートファイア問題は比較的起こりやすい欠陥のようです。
幸運にも気がつくことができたのなら、迷わずそのMODは捨ててしまいましょう。
新しいMODを買う素晴らしい言い訳ができます。

 

以上、テクニカルMODの安全な使い方でした。
Vape safe!

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