世界3位たばこ大手BAT、VAPEに参入

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世界シェア3位の大手たばこ会社、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)が声明を発表し、VAPEビジネスに本格参入する見通しであることが報じられています。

BAT Gears Up for Vape War

 

 

要旨

 

BATはレイノルズ・アメリカンを買収したことをきっかけに、市場本位の変化を駆り立てる戦略に舵を切った。

380億ポンドという巨額の買収により、レイノルズのVUSEブランドでBATのVYPE製品と新たな非燃焼式加熱式製品のラインナップの脇を固める。

BATのプレスリリースには次のように記されている。

「我々は新世代製品ビジネスを確立することに成功した。
我々の主戦場で急速に重要性を増している分野で成長するため、これら新世代製品を完全に統一していこうと考えている。」

このような動きは世界的にタバコ製品の売り上げが下がっていること、そして最近の規制枠組みが新しいVAPE製品に好意的であることからも合理的である。

とはいえ、既存の喫煙者たちがVAPEにすんなり乗り換えることができたのは、第三世代のMODとアトマイザー、そしていうまでもなく独立企業の開発した上質なリキッドによるものである。
BATは既存の喫煙者たちに自身の製品を受け入れさせられるかという問題に向き合わねばならない。

 

 

まとめ

大手タバコ会社、いわゆるビッグ・タバコの一角が初めて、液体加熱式のVAPEに本格参入する意思を示したというニュースでした。

 

いくつか補足説明をさせていただきます。

まず、BATは冒頭にも申し上げました通り、世界3位のシェアを誇る大手タバコ会社です。
代表的な製品としては、

  • ケント
  • ラッキー・ストライク
  • クール
  • ダンヒル

など(BAT会社概要)。

最近発売された非燃焼式加熱式電子たばこ、gloもBATの製品です。
上記記事で触れている非燃焼式加熱式製品というのもgloのことでしょう。
回りくどい表現なのは、日本以外ではgloはあまり知られていないため、gloといっても伝わらないためだと思われます。
日本はVAPEについては発展途上ですが、非燃焼式加熱式たばこについては世界で最も進んでいるガラパゴス市場です。

 

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なお、世界のたばこシェア1位はインペリアル・タバコ、シェア2位はフィリップモリス、シェア4位はJTとなっています(たばこメーカーの世界ランキング)。

 

次に、VYPE(ヴァイプ)とは、BATが2013年に発売したペン型のVAPE製品です。

発売開始を伝える記事
Europe’s Largest Tobacco Cigarette Maker Launches Its Own E-Cigarette

 

 

そしてVUSEはレイノルズのVAPE製品です。

 

 

また、蛇足かもしれませんが、2016年に話題になった、イギリスで医薬品として認可された初めてのVAPE、”e-Voke“もBATの製品です。

E-cigarettes win first approval as a ‘medicine’ opening way for prescription by the NHS

 

このように、BATは以前からVAPE関連製品を積極的に開発・販売するなどしていました。

そして今回のプレスリリースで、従来の紙巻きタバコから、VAPEを含めた新世代製品へと軸を移していくことを明らかにしたのです。

 

FDAが従来の紙巻きタバコにニコチン量規制を課す姿勢を示していることから、このような流れはこれから加速していくものと思われます。

JTもすでにVAPE関連企業を買収し、企業ごと買い取った技術を用いてPloom TECHを開発したという経緯があります。

大手たばこ会社各社はすでに、やろうと思えばいつでもVAPEへの参入が可能な状況にあるわけです。

 

大手たばこ会社がVAPEに参入するとなると、それらの会社によるロビー活動の傾向が変わっていくことが予想されます。

VAPEが、世界的に、一気に普及するという未来が来るかもしれません。
もちろん、日本でもです。

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