ニコVAPEで動脈硬化?反論も相次ぎ新たな論点に。

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ニコチン入りVAPEが動脈硬化、ひいては心臓発作の原因となるとの最新研究が発表されました。
一方で、この研究結果は全く信頼性に欠けるとして真っ向から反論する者も出るなど、議論の的となっています。

記事
E-cigarettes containing nicotine liked to increased risk of heart attacks and stroke, study finds

 

上記研究についての記事の要旨

 

最新研究によると、ニコチン入りVAPEは心臓発作や心筋梗塞のリスクを高めるという。

ストックホルム医大、カロリンスカ研究所の研究者らは、ニコチン入りのVAPEは心拍数・血圧の上昇だけでなく、動脈硬化を招くことを発見した。

VAPEは禁煙に有効だと考えられているが、この最新研究はVAPEがこれまで考えられていたよりも危険であることを示唆している。

主席研究員マグナス・ランドバック博士は、こう語る。

「VAPEはほとんど無害だと一般の方々に考えられていますが、VAPEの安全性は議論があるところであり、健康に悪影響があることを示唆する証拠も増えてきています。」

 

 

小結

 

以上のように、この最新論文の著者はニコチン入りVAPEは健康に害をもたらす可能性があると主張しています。

このような主張に対し、以下の記事は強く反発し、反論しています。

Misleading, sensational headlines about e-cigarettes cost lives

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反論記事の要旨

 

小規模で、発行すらされておらず、査読の対象にすらなっていない研究論文が最近発表された。

研究者らは、これは初めての発見であり、人々はVAPEの危険性を示すこの重要な発見を無視すべきでないと主張した。
そしてメディアは売り上げのためにこの美味しいネタに飛びついたのだ。

 

しかし

  • これらは単なるニコチンによる作用であり他のニコチン代替品(パッチやガム)でも生じること
  • 生じた変化はコーヒーを一杯飲んだ時と同程度であったこと
  • その一時的変化が循環器系疾患を招く根拠はないこと
  • VAPEの循環器系疾患リスクが少ないことを示す論文がすでにあること
  • 同様の論文が2016年にすでに発表されているため、初めての発見などではなく、かつその論文が広く批判されていること

といった事実は伏せられている。

 

何より重要なのは、ランドバック博士はVAPEユーザーのほとんどが元喫煙者であることをお忘れのようだ。
喫煙者がVAPEに乗り換えることは健康に大きく貢献する。
ランドバック博士はまるでそれをやめさせようとしているかのようだ。

 

 

まとめ

以上のように、ニコチン入りVAPEのもたらす影響について激しい議論が交わされていました。

喫煙者やニコチン入りリキッドユーザーであれば、これらを使用したときの短期的な体への影響については身をもって体感しているのが普通でしょうから、気になるのは長期的影響があるのかどうかということでしょう。

上記有害論の論文は、短期的影響として心拍数・血圧の上昇があるのだから、長期的影響として動脈硬化や心筋梗塞を招くであろうとの主張を展開しています。

それに対して反論記事は、そのような心拍数・血圧の上昇はコーヒー一杯でも生じる程度のわずかなものに過ぎないし、その短期的変化が動脈硬化等の疾患を招くという証拠は未だ発見されていないという主張を展開しているわけです。

 

VAPEの健康への影響を論じる場合、今まで議論になってきたのは発がん性がほとんどでした。

そして発がん性に関する議論は近年、VAPEの有する発がん性は極めて低いとの論調でほぼ固まりつつあります。
VAPEはタバコより99%発がん性が低い、英国最新研究
懸念すべきホルムアルデヒドはドライパフ時のみ、VAPERの定説証明、米最新研究

 

そのような状況下で、今度は循環器系への影響という新たな論点が提示されたことは、VAPEの研究がまた一歩進んだという意味では喜ばしいことであるように思います。

ノンニコ派の方々には全く無関係な議論ですが、ニコリキ派の方々にとっては注視すべき議論です。

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