VAPEゲートウェイ理論の論文、議論の的に。ロイターが報じる

イギリスで発表されたティーネイジャーのVAPE使用についての論文が議論を呼んでいると、イギリスのロイターが報じています。

Study of e-cigarettes in UK teenagers gives mixed signals

(詳細は上記ロイターウェブサイトよりご覧ください。)

 

 

要旨

 

 

イギリス医師会雑誌(BMJ)のタバココントロール専門誌に掲載されたこの論文は、VAPEがイギリスの青少年たちをタバコの喫煙に向かわせているといえそうであるとし、証拠がはっきりするまで政策決定や公衆衛生でのアドバイスを変更しないよう警鐘を鳴らすべきであると科学者たちに促している。

もっとも、イギリスではVAPEの使用率が上がっている一方で、タバコの喫煙率は下がり続けている。
そのことと今回の研究発表は矛盾しているとして、外部の専門家たちから批判が巻き起こっている。

「確かにVAPE使用とタバコ喫煙の因果関係はもっともらしく見えるが、我々の結論や我々が同時期に観測した傾向からして、認めることはできない。」とリード大学マーク・コナーは綴った。

多くの専門家が、イングランド公衆衛生サービスの専門家さえも、VAPEはタバコの低リスク代替品であると考えている。

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのロバート・ウエスト教授(健康心理学)も上記コナーの見解を支持した。

また、スターリング大学のリンダ・バルド教授も、今回の結果は単に電子たばこを試してみるような青少年はタバコも試してみるという、個別の事象をとらえたに過ぎないとし、電子たばこが喫煙への誘因になるというのであれば、近年の全国調査は全てひっくり返っていなければならないが、現にそうはなってはいないと指摘している。

 

 

まとめ

 

 

今回のこの研究は、いわゆるゲートウェイ理論についてのものです。

Wikipedia:ゲートウェイドラッグ

すなわち、VAPEの健康への害がいかに小さかったとしても、より有害なタバコへの踏み石になってしまうという考え方であり、未成年に対するVAPEを許すべきではないという法規制容認論の根拠として語られます。

本論文は、ゲートウェイ理論の裏付けを目指すものでしたが、相関関係はあっても因果関係はないはずであるとの多くの批判を呼んだようで、ロイターでもニュースとして取り上げていました。

 

さて、アメリカではFDAの新しい規制により、VAPEリキッド等を未成年に販売することは禁止されました。
一方、日本では特に議論すらなされていない状態なので、業界の自主規制ということになっています。

もっとも、規制の根拠といったものは実は薄弱で、⑴VAPE自体が有害であるおそれがあること、⑵ゲートウェイ理論が主にあげられるようです。
一種のモラルの問題として捉えられている部分が大きいように思います。
有害かもしれないものを与えるべきではないという考え方ですね。

リベラルな立場からは、「有害かもしれない」という曖昧な根拠をもとに未成年の権利を制約することには問題が残るでしょう。
VAPEの害の有無について、客観的科学的に裏付けのある結論が待たれます。

 

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